閉店後の小さな商店のレジ台。伏せた帳面に「気仙で店を続けるということ 2026年の現在地」「人口 119,182人 → 105,486人(5年)」「ウェブの窓口が確認できたのは3割前後」と手書きされている。

これは業種別レポート8本の「総論」です。人口・物価・最低賃金・支払い・ウェブの窓口など、全業種に共通する土台をまとめました。数字はすべて出どころのリンク付きで、確認できなかったことは「不明」と書いています。登録もメールアドレスも要りません。

気仙で店を続けるということ ― 数字で見た2026年の現在地と、明日できる三つのこと

気仙・業種別市場レポート 総論

2026年8月17日公開・2026年9月2日更新/石田祐太(三陸ハピネス・陸前高田市)

業種別のレポート(水産加工・飲食宿泊・建設・小売)はこちら →

この記事を一枚で(数字は本文と同じ・出典は下の本文にあります)
-11.5%気仙4市町の人口(2020→2025)
42.8%支払いに占めるキャッシュレス
3社に2社ウェブの窓口がまだ確認できない
結論お客さんが減り、仕入れと人件費が上がるいま、先にウェブの窓口を出した店が目立てる。明日スマホだけでできる三つのことは本文の最後に

この記事の要点(3行)

  1. 気仙4市町(大船渡・陸前高田・住田・気仙沼)の人口は、2020年の11万9,182人から2025年に10万5,486人へ(-11.5%)。2050年には6万3,209人、2人に1人が65歳以上という国の推計です。お客さんの数そのものが減っていきます。
  2. 一方で仕入れ(全国の食料の物価は前年比+6.8%)も人件費(最低賃金は岩手1,031円・宮城1,038円)も上がり、支払いはキャッシュレスが42.8%、買い物の窓口はネットへ広がっています。店の中だけを頑張っても追いつかない形になっています。
  3. 当社の調査では、気仙3市町の事業者のうちウェブの窓口(自社サイト・公式SNS・ネット販売)が確認できたのは3割前後でした。3社に2社は、まだウェブの窓口が確認できない=先に出た人が目立てる状態です。

この記事は、気仙で店をやっている方に「今どこに立っているのか」を数字で見てもらうために書きました。脅かすつもりはありません。数字はどれも国や市役所が出している公開の数字で、出典はすべて末尾に載せています。難しい言葉は、その場で言い換えます。

最後に、私(石田)がお手伝いできることと、その料金をそのまま書いています。読むだけで終わっても構いません。

1. 気仙圏の現状 ― 人・店・まち

お客さんの数

国立社会保障・人口問題研究所の「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」による、2020年(国勢調査)と2050年の推計です。

市町2020年2050年(推計)減少率65歳以上の割合 2020→2050
大船渡市34,728人19,269人-44.5%37.8% → 50.6%
陸前高田市18,262人9,617人-47.3%40.4% → 55.1%
住田町5,045人2,475人-50.9%45.3% → 52.2%
気仙沼市61,147人31,848人-47.9%38.6% → 51.5%
4市町 合計119,182人63,209人-47.0%38.9% → 51.8%

出典:国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」

30年で人口がおよそ半分、そして半分が65歳以上になる、という推計です。これは「推計」であって決まった未来ではありませんが、方向は変わりにくい種類の数字です。

ひとつ付け加えます。この推計は2020年を基準に作られたもので、そのあとの2025年の実測は、推計より厳しい方向に出ています。(次の表)つまり上の2050年の数字は、むしろ甘い側かもしれません。

さらに、直近の実測(2025年国勢調査の速報値)はこうなっています。

市町2020年2025年(速報)
大船渡市34,728人30,606人
陸前高田市18,262人16,418人
住田町5,045人4,337人
気仙沼市61,147人54,125人
合計119,182人105,486人(-11.5%)

出典:岩手県 統計データ宮城県 別添資料

図1 気仙4市町の人口(人)
  • 2020年 国勢調査119,182
  • 2025年 速報105,486
  • 2050年 推計63,209

5年で1万3,700人が減りました。住田町が3つ近くなくなったのと同じ規模です。2050年は国の推計で、決まった未来ではありません(出典は本文)。

5年で1万3,700人が減りました。ざっくり言えば、住田町が3つ近くなくなったのと同じ規模です。目の前の売上が横ばいでも、母数は毎年減っている。これが土台の話です。

店の数

店の数は、市町ごとに統計の区分(分け方)が違うため、4市町を足し合わせて比べることはできません。それぞれ単独で見てください。

市町区分前回2021年増減
大船渡市小売業405(2016年)390-3.7%
大船渡市飲食店155(2016年)143-7.7%
住田町小売業52(2016年)40-23.1%
陸前高田市卸売・小売業、飲食店(一括の区分)193(2014年)163-15.5%
気仙沼市卸売・小売業800(2016年)840+5.0%
気仙沼市宿泊業・飲食サービス業353(2016年)376+6.5%

出典:大船渡市統計書「商業」同「事業所」住田町総合計画 資料編陸前高田市統計書気仙沼市統計資料

図2 店の数はどう動いたか(前回調査から2021年まで・増減率)
  • 住田町 小売業-23.1%
  • 陸前高田市 卸売・小売・飲食-15.5%
  • 大船渡市 飲食店-7.7%
  • 大船渡市 小売業-3.7%
  • 気仙沼市 卸売・小売業+5.0%
  • 気仙沼市 宿泊・飲食+6.5%

棒の長さは増減率の大きさで、青が減った区分、茶が増えた区分です。市町ごとに統計の区分が違うので、足し合わせて比べることはできません。気仙沼市のプラスは、2021年から公の名簿を使って以前より幅広く拾うようになった分を含んでいる可能性があります(出典は本文)。

読み方の注意が二つあります。

一つ目。陸前高田市の数字は「卸売・小売業、飲食店」がまとめて一つの区分になっているため、小売と飲食を分けられません。

二つ目、そしてこちらが大事です。2021年の調査(経済センサス)から、法人番号などの公の名簿を使って以前より幅広く拾うようになりましたe-Stat 用語の定義)。これは表の6行すべてに同じように効きます。

  • 増えて見える気仙沼市の「+5.0%」は、店が増えたというより数え方が広がった分を含んでいる可能性があります。
  • 減って見える大船渡市・住田町・陸前高田市は、拾う範囲が広がったのに減っているので、実際の減り方はこの数字より大きい可能性があります。

どちらの向きも、そのまま受け取らずに幅を持たせて読んでください。

震災後15年の商業地

まちの形は、確かに新しくなりました。

  • 陸前高田市:アバッセたかたが2017年4月27日に開業。中心市街地で最初の施設でした(陸前高田市資料)。
  • 大船渡市:キャッセン大船渡のモール・フードヴィレッジなどが2017年4月に開業し、約30店が入りました(大船渡市資料市観光ページ)。
  • 気仙沼市:内湾地区に「迎(2018年11月)」「結(2019年8月)」「拓(2019年12月・2020年7月)」、そして「創」を含む4施設が2020年7月に完成しました(気仙沼市資料)。

大事なのは、これが「震災前と同じ場所に同じ商店街が戻った」のではない、という点です。新しい中心・集約点・観光の人の流れができました。 言い換えると、人の通る道が引き直された。以前と同じ場所で同じやり方をしていると、道から外れていることがあり得ます。

後継者と廃業

全国の話としては、2025年版 中小企業白書が、経営者の過半数が60歳以上であること、個人企業のおよそ4割が自分の代で廃業を考えていることを示しています。

ただし、気仙4市町だけの後継者不在率や廃業件数は、公開資料では確認できませんでした。ここは「不明」とはっきり書いておきます。 周りを見た実感と全国の数字が近いとしても、地域の数字として断定はしません。

2. 国内市場 ― 仕入れ・人・支払い・売り場

店の外側で起きていることを、数字で並べます。

項目数字出典
食料の物価(2025年・前年比)+6.8%総務省 消費者物価指数
光熱・水道(2025年・前年比)+3.6%同上
最低賃金(岩手・2025年12月1日〜)1,031円厚生労働省
最低賃金(宮城・2025年10月4日〜)1,038円同上
キャッシュレス決済比率(2024年)42.8%(141.0兆円)経済産業省
消費者向けネット取引(2024年)26.1兆円(前年比+5.1%)経済産業省
物販のネット比率(EC化率・2024年)9.8%同上
全国コンビニ売上(2025年・前年比)+3.4%経済産業省

出典:総務省 2025年平均 消費者物価指数厚生労働省 地域別最低賃金一覧経済産業省 キャッシュレス決済比率経済産業省 電子商取引に関する市場調査経済産業省 最近の経済動向

図3 出ていくお金の上がり方(前年比)
  • 食料の物価+6.8%
  • 光熱・水道+3.6%
  • 全国コンビニ売上+3.4%

最低賃金は岩手1,031円(2025年12月1日〜)・宮城1,038円(2025年10月4日〜)。売価を据え置けば、利益はその分だけ薄くなります(出典は本文)。

読み方はこうです。

入るお金より、出るお金の上がり方が速い。 食料が+6.8%というのは、去年1万円で仕入れていたものが1万680円になったということです。人を1人雇えば、時給は最低でも1,031円(岩手)・1,038円(宮城)。売価を据え置けば、利益はその分だけ薄くなります。

支払いの形も変わりました。 現金以外での支払いが全国で42.8%。半分近くです。「うちは現金だけ」でも今日は回りますが、若い世代や観光の方が財布を出さない場面は着実に増えています。

買い物の窓口も増えました。 ネットでの買い物は26.1兆円。ただし、物としてのモノに限れば、ネットで買われている割合は9.8%です。つまりまだ9割は店で買われている(これは全国の数字です)。 ネットは「店を置き換えるもの」ではなく、「店の外にもう一つ入口を出すもの」と考えるのが実態に近い。

図4 支払いと売り場は、どこまで動いたか
  • キャッシュレス42.8%
  • 物販のネット比率9.8%

支払いは半分近くが現金以外へ動きました。一方、モノはまだ9割が店で買われています。ネットは店の置き換えではなく、店の外へもう一つ入口を出すもの(2024年・出典は本文)。

大型店・コンビニも同じお客さんを見ています。 全国のコンビニ売上は+3.4%と伸びています。ただし、気仙圏で大型店やドラッグストアがどれだけ売っているかという地域固有の販売額は公開資料で確認できませんでした(不明)

事務の負担も増えました

2023年10月1日からインボイス制度が始まりました。ざっくり言うと、「仕入れにかかった消費税を差し引く(仕入税額控除)ためには、決められた形の請求書(適格請求書)と帳簿を保存しておかないといけない」という仕組みです(国税庁 タックスアンサー No.6498)。

あわせて、メールやPDFなど、データで受け取った請求書等は、決められた要件に沿ってデータのまま保存する必要があります(国税庁 電子帳簿等保存制度特設サイト)。紙に印刷して綴じておけば済む、という形ではなくなりました。

では、地元で買う理由はどこにあるか

ここは数字ではなく、上の数字からの読みです。価格と品揃えで大型店やネットに勝つのは、規模の話なので難しい。残るのは、誰が作っているか、誰に相談できるか、いつ何が入るかです。これはネットの向こうの店には出しにくい。ただし、それが「伝わっている」かどうかは別の話で、次の第5節につながります。

3. 外へ売る道 ― 気仙の外にお客さんを持つ

人口が半分に向かうなら、商圏を外に広げる道を一本持っておく価値があります。すでに用意されている入口を挙げます。

ふるさと納税の返礼品

4市町とも、返礼品を出す事業者を募集しています。

条件は市町ごとに違うので、まずは各ページを見て、担当課に電話するところからです。返礼品は、自分で通販サイトを作らなくても外に商品が出ていく形なので、最初の一本として現実的です。

そのほかの道

  • 産直・道の駅のネット販売への相乗り(自前でサイトを作らずに済む)
  • 催事・物産展への出店(一度で顔と味を知ってもらえる)
  • SNSからの直販(在庫や入荷を出して、注文は電話やメッセージで受ける)
  • 贈答(お中元・お歳暮・内祝い)(1件あたりの単価が上がり、送り先が新しいお客さんになる)

どれも、いきなり全部はできません。まず一つ、今の商品のままできるものを選ぶのがコツです。

図5 外へ売る道は、すでに用意されている入口から選ぶ
  • ふるさと納税の返礼品4市町とも募集中。自分で通販サイトを作らなくても外へ商品が出ていく
  • 産直・道の駅のネット販売への相乗り自前のサイトを作らずに済む
  • 催事・物産展への出店一度で顔と味を知ってもらえる
  • SNSからの直販在庫や入荷を出して、注文は電話やメッセージで受ける
  • 贈答(お中元・お歳暮・内祝い)1件あたりの単価が上がり、送り先が新しいお客さんになる

いきなり全部はできません。まず一つ、今の商品のままできるものを選ぶのがコツです(各市町の募集ページは本文のリンクから)。

4. 強い事業者の打ち手 ― 公開されている「行動」から学ぶ

気仙圏には、外に売ることを長く続けている事業者があります。ここで先にお断りします。

これらの事業者の売上がどれだけ伸びたかは公開されておらず、私にはわかりません。「伸びている」とは書きません。 書けるのは、ホームページで誰でも確認できる「やっていること」だけです。

事業者公開情報から確認できる打ち手
八木澤商店自社のネット販売、やぎさわカフェ、発酵食堂、催事出店の告知
さいとう製菓ネット店自社ネット店、限定商品、全国の百貨店・駅・空港などへの販売
斉吉商店自社ネット店、贈答対応、電話注文、毎週の情報更新、生鮮便の企画、実店舗・食事・体験

規模が違うので、そのまま真似はできません。学べるのは、次の4点だと考えています。

  1. 商品名が一本、はっきり立っている。 「うちは何の店か」が一言で伝わる看板商品がある。
  2. 贈答という使い道が用意されている。 自分で食べる以外の理由を作ると、単価も送り先も増える。
  3. 注文の方法が複数書いてある。 ネットが苦手な人のために電話番号が載っている。これは小さな店ほど効きます。
  4. 情報が更新されている。 斉吉商店は、2026年8月17日に見た時点で毎週更新されていました。中身の派手さより、止まっていないことが信用になります。

そして正直に書きます。小規模店が県外への売上を増やしたことを数字で示す一次資料は、確認できませんでした。 上の4点は「公開情報から読み取れる共通点」であって、成功が保証された手順ではありません。

5. 弱みと埋め方 ― ウェブの窓口はどれくらいあるか

ここは私(三陸ハピネス)が自分で調べた数字です。

三陸ハピネス自社調査(2026年8月1日) 対象は気仙3市町(大船渡・陸前高田・住田)。母集団は営利法人と建設業許可事業者、合わせて1,163件。そこから9つの層に分けて80件を抜き出して調べました(層化抽出)。調べ方の詳細(層の分け方・検索の手順・判定の基準)は、ご請求いただければそのままお渡しします。

調べたこと割合(母集団に合わせて計算)
専用のホームページが確認できた27.0%
ホームページ・公式SNS・公式ネット販売のいずれか(ウェブの窓口)が確認できた30.7%
図6 ウェブの窓口が確認できた割合(気仙3市町)
  • 専用のホームページ27.0%
  • ウェブの窓口いずれか30.7%
  • 見落とし補正後の見立て35%前後

この数字は「無い」ではなく「私には確認できなかった」という意味の下限です。確認しきれなかった分を調べ直したところ14.3%(14件中2件)が「あり」に覆ったので、実際は35%前後とみています(三陸ハピネス自社調査・2026年8月1日)。

大事な注意を書きます。この27.0%は「下限」です。 私が探して見つけられなかっただけの事業者が必ずいます。実際、確認しきれなかった分を調べ直したところ、14.3%(14件中2件)が「あり」に覆りました。それを踏まえた実際の値は35%前後とみています。

ですから、「73%が持っていない」とは書けません。 正しい言い方は「確認できなかった」です。無いのではなく、私(=お客さんの立場で検索した人間)には見つけられなかった、ということです。

そしてもう一点。この調査の対象は法人と建設業許可を持つ事業者で、公の名簿に出てこない個人事業主の飲食店・小売店は枠の外です。

それでも、芯はここです。(見込みで補正しても、6割前後はまだ確認できません。)

3社に2社は、まだウェブの窓口が確認できない。つまり、先に出た人が目立つ。

これは悪い知らせではありません。都市部ではとっくに埋まっている席が、気仙ではまだ空いている、という話です。埋め方は、次の節の3つで足ります。

6. 明日、スマホだけでできる小さな一歩 3つ

費用は0円〜数千円。パソコンは要りません。3つとも Google の無料の機能です。

前提:あなたのお店が「Googleビジネスプロフィール」のオーナー確認済みであること。 まだなら、まずここから始めてください → Google公式:ビジネスのオーナー確認。なお、以下のボタン名は機種やアプリの版で少し違うことがあります。

図7 明日できる三つ(順番どおりに)
  • ① 営業時間を正しくする5分・0円/閉まっている時に来た人を減らす
  • ② 写真を3枚だけ足す10分・0円/外観・看板商品・店内を各1枚
  • ③ 最新情報を月1回出す5分・0円/休み、入荷、今だけの品でよい

順番に意味があります。①は来た人を逃さないため、②は「入っていいか」の不安を消すため、③は止まっていないことを見せるため。

① 営業時間を正しくする(5分・0円)

Googleマップアプリを開く → 右下の「ビジネス」 → 「プロフィールを編集」 → 「ビジネス情報」 → 「営業時間」 → 鉛筆マーク → 曜日と時間を直す → 「保存」。

参照:Google公式ヘルプ

なぜこれが一番なのか。 開いていない時間に来て閉まっていた人は、二度と来ません。逆に、開いているのに「閉店」と表示されているのは、毎日お客さんを断っているのと同じです。

② 写真を3枚だけ足す(10分・0円)

Google検索かGoogleマップで「店名+市名」を検索 → 「写真」 → 「写真を追加」。

足す3枚は、明るい時間の外観/看板商品/店内、各1枚です。プロの写真は要りません。昼間に、明るいところで撮るだけで十分です。外観は「ここだ」とわかるため、看板商品は「何の店か」を伝えるため、店内は「入っていいか」の不安を消すためです。

参照:Google公式ヘルプ

③ 「最新情報」を月1回だけ出す(5分・0円)

ビジネスプロフィール → 「最新情報を追加」など → 「最新情報」 → 文章と写真を入れる → 「公開」。(この画面はアプリの版で見た目が変わります)

書くことは、臨時休業、今週の入荷、今だけの品、で十分です。中身の面白さより、止まっていないことが信用になります(第4節の4点目と同じ話です)。

参照:Google公式ヘルプ

この3つは、ホームページを作るより先にやる価値があります。今日いちばん多くの人が見ているのは、あなたのホームページではなく、Googleの検索結果に出るあの枠だからです。

7. 業種ごとの続きは、それぞれのレポートへ

ここまでは各業種に共通する土台の話でした。ご自分の商売に近いものから読んでください。

いずれも無料で、登録もメールアドレスも要りません。一覧は業種レポートのページにあります。

8. → 三陸ハピネスができること

ここまでの課題に、私が何をできるかを一つずつ結びます。AIは裏で使いますが、看板は「会って頼めるデジタル係」です。 わからないことを、わからないまま聞ける相手になる、という仕事です。

この記事で出た課題私がすること料金(税込)
第6節の3つを自分でやるのが不安単発相談。隣に座って、スマホの困りごとを30分でひとつ、一緒に画面を触りながら進めます1,000円
第5節:ウェブの窓口が確認できない/第4節:情報が止まっている安心サブスク お店。Googleマップの古い情報を直して載せ方を覚える、InstagramやLINEでの知らせ方を決める、ホームページやチラシの直したい所を直す、予約・問い合わせの受け方を整える、毎月くり返している入力作業を減らす月5,000円
第3節・第4節:商品や作り手が伝わらない(ページや短い動画を作ってほしい)制作・自動化。範囲を決めてから、先にお見積りをお出しします見積り
第2節:インボイスの請求書やレシートを、どうデータで保存するか分からない安心サブスク お店の中で、画面の操作の面だけお手伝いします。税額の判断・申告・届出は税理士さんの仕事なので、私はやりません月5,000円
家やお店に来て、実物を見ながら直してほしい安心サブスク 訪問(陸前高田・大船渡・住田・気仙沼)月8,000円

単発相談は、30分で一件のご相談・確認を行います。解決や復旧をお約束するものではありません。

月ぎめは「かかりつけ」です

月ぎめ(安心サブスク)は、回数や時間を決めて売る形ではなく、困った時に頼める相手を持っておく形(かかりつけ)です。個人向け(月3,000円)は、離れて暮らす親御さんのために、お子さんが申し込む形にしています。料金の正は〈仕事とお値段〉のページの1枚です。ここに書き写すと古い方が残るので、細かい中身はそちらを見てください。

おたがいさま席

お金の都合で頼めない方のために、月にひとつ、おたがいさま席を用意しています。理由は伺いません。繰り越しはありません。「おたがいさま席でお願いします」と一言だけ送ってください。この席は、月ぎめでお付き合いいただいている方々に支えられています。

大きな仕事のとき

相談の場でできるのは「一緒に画面を見て、その場で直す」ところまでです。それとは別に、私が持ち帰って手を動かす作業(ページを作る・設定を代わりに入れる・写真や文章を作るなど)は、事前のお見積り制です。

先にお見積りをお出しします。見積り前に料金は発生しません。

お受けしないこと

はっきり書いておきます。次のことはお受けできません。

パソコンの修理/消えたデータの復旧/パスワードのお預かり/お金の送金の代行/税務・法務のご相談/各種申請の代理

パスワードをお預かりしないのは、いざという時にあなたを守るためです。税務・法務・申請は、税理士さんや行政書士さんの仕事です。無理に引き受けて中途半端になるより、できることだけを、きちんとやります。


最後に。第1節の数字は厳しいものでした。でも、第5節の数字は違う意味を持っています。まだ3社に2社が出ていないということは、今から出れば目立つということです。

そして第6節の3つは、全部0円で、明日できます。私に頼まなくても構いません。読んでよかったと思っていただけたら、それで十分です。

もし手が止まったら、そのときに声をかけてください。1,000円で、隣に座ります。

石田祐太(三陸ハピネス)

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出典一覧(参照日:2026年8月17日。人口・最低賃金・物価の数字は2026年9月2日に一次資料で再確認済み)

  1. 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」 — https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/t-page.asp
  2. 岩手県 統計データ(2025年国勢調査速報) — https://www3.pref.iwate.jp/webdb/view/outside/s14Tokei/tokei.download?fileId=s14TokeiInfo-17QAm9.18OYJ.23nHUb
  3. 宮城県 統計資料 別添(2025年国勢調査速報) — https://www.pref.miyagi.jp/documents/65266/bettenn.pdf
  4. 大船渡市統計書「8. 商業」 — https://www.city.ofunato.iwate.jp/uploads/contents/archive_0000006179_00/%E5%A4%A7%E8%88%B9%E6%B8%A1%E5%B8%82%E7%B5%B1%E8%A8%88%E6%9B%B8%EF%BC%B2%EF%BC%97/8.%E5%95%86%E6%A5%AD.pdf
  5. 大船渡市統計書「4. 事業所」 — https://www.city.ofunato.iwate.jp/uploads/contents/archive_0000006179_00/%E5%A4%A7%E8%88%B9%E6%B8%A1%E5%B8%82%E7%B5%B1%E8%A8%88%E6%9B%B8%EF%BC%B2%EF%BC%97/4.%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E6%89%80.pdf
  6. 住田町 総合計画(令和7〜11年度)資料編 — https://www.town.sumita.iwate.jp/docs/2025040900026/files/sougoukeikaku_R7-R11_appendix.pdf
  7. 陸前高田市統計書 — https://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/material/files/group/5/toukei6.pdf
  8. 気仙沼市 統計資料(公式Excel入口) — https://www.kesennuma.miyagi.jp/sec/s021/010/020/130/20200218174617.html
  9. e-Stat 統計項目の定義(経済センサスの把握方法) — https://www.e-stat.go.jp/koumoku/koumoku_teigi/C
  10. 陸前高田市 アバッセたかた関連資料 — https://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/material/files/group/2/all_99113110.pdf
  11. 大船渡市 キャッセン大船渡関連資料 — https://www.city.ofunato.iwate.jp/uploads/contents/archive_0000002077_00/38837.pdf
  12. 大船渡市 観光ページ(買い物) — https://www.city.ofunato.iwate.jp/ofunatrip/o-shopping/page-33881
  13. 気仙沼市 内湾地区施設資料 — https://www.kesennuma.miyagi.jp/sec/s019/010/010/020/003/030903shiryou1-3.pdf
  14. 中小企業庁「2025年版 中小企業白書」 — https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2025/chusho/b1_1_9.html
  15. 総務省統計局「2025年平均 消費者物価指数」 — https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/nen/pdf/zen-n.pdf
  16. 厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」 — https://saiteichingin.mhlw.go.jp/table/page_list_nationallist.html
  17. 経済産業省「キャッシュレス決済比率(2024年)」 — https://www.meti.go.jp/press/2024/03/20250331005/20250331005.html
  18. 経済産業省「電子商取引に関する市場調査(2024年)」 — https://www.meti.go.jp/press/2025/08/20250826005/20250826005.html
  19. 経済産業省「最近の経済動向(コンビニ売上)」 — https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/kako/20260414minikeizai.html
  20. 国税庁 タックスアンサー No.6498(インボイス制度) — https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6498.htm
  21. 国税庁 電子帳簿等保存制度 特設サイト — https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/tokusetsu/01.htm
  22. 陸前高田市 ふるさと納税 返礼品事業者募集 — https://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/soshiki/shoukoukankouka/hurusatonouzeikakari/1/9174.html
  23. 大船渡市 ふるさと納税 返礼品事業者募集 — https://www.city.ofunato.iwate.jp/archive/contents-24462
  24. 気仙沼市 ふるさと納税 返礼品事業者募集 — https://www.kesennuma.miyagi.jp/sec/s020/030/010/010/540/index.html
  25. 住田町 ふるさと納税 返礼品事業者募集 — https://www.town.sumita.iwate.jp/docs/2015092900044/
  26. 八木澤商店 公式サイト — https://www.yagisawa-s.co.jp/
  27. さいとう製菓 会社案内 — https://saitoseika.co.jp/about/company/
  28. さいとう製菓 オンラインストア — https://www.saitoseika.store/
  29. 斉吉商店 公式サイト — https://www.saikichi.jp/
  30. Google公式ヘルプ「営業時間を編集する」 — https://support.google.com/business/answer/15300403?hl=ja
  31. Google公式ヘルプ「写真や動画を追加する」 — https://support.google.com/business/answer/6103862?hl=ja
  32. Google公式ヘルプ「最新情報を投稿する」 — https://support.google.com/business/answer/7342169?hl=ja
  33. Google公式ヘルプ「ビジネスのオーナー確認」 — https://support.google.com/business/answer/6300665?hl=ja
  34. 三陸ハピネス 自社調査(2026年8月1日実施/気仙3市町・母集団1,163件・標本80件・9層層化抽出)

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