乾物加工販売の道具の図版です。海苔を干す竹のすだれを一点だけ描いています。
乾物加工販売の道具の図版です。この事業者を撮った写真ではありません。
気仙百社図鑑住田町・乾物加工販売

🌊やまさ海苔店

海苔、昆布、わかめ、原木しいたけを仕立て、全国へ届ける乾物店

一言でいうと

やまさ海苔店は、海苔、昆布、わかめ、原木しいたけを扱う乾物店です。 原料の産地と生産者を選び、一部は店で仕上げ加工を行います。 毎日のご飯や汁物、煮物に使う品を、岩手県住田町から全国の食卓へ届けています。

歩みと土地

店があるのは、岩手県気仙郡住田町上有住字山脈地です。海から離れた住田町でも海苔問屋を営めるのではないか。初代はその着想から、昭和25年頃に「やまさ海苔」を始めました。住田町の山あいで海の乾物を扱う家業の歩みは、ここから始まっています。

二代目の佐々木朝男さんは、北海道の海苔問屋と東京での会社勤めを経験しました。23歳で家業に入り、初代である父の仕事を継ぎました。かつては海苔を自動車に積み、泊まりがけで得意先を訪ねました。販路は青森、秋田、岩手の食品問屋へ広がり、のちにはバイヤーを通じた販売も加わりました。妻のトシ子さんとともに店を営んできたことも、住田町商工会の紹介に記録されています。

仕入れでは、海苔をはじめとする原料の産地と生産者を自ら調べ、味を確かめます。一部の海苔は、水分を約0.8%残した状態で仕入れ、電熱器を使って100度で48時間乾燥させます。仕上げた海苔を保管するのは、寒暖差が小さい赤レンガ造りの倉庫です。仕入れ、仕上げ、保管までが、山脈地の仕事場でつながっています。

つくっているもの・してくれること

焼のりは10枚入りです。宮城県沿岸で養殖された海苔を使い、製造日から10か月を賞味期限の目安として常温で保存します。手巻き寿司、おにぎり、のり弁など、ご飯を巻く、包む、載せる食べ方があります。

すき昆布は、北三陸の普代産昆布をゆで、細く刻んで乾燥させた品です。1枚入りで、製造日から12か月が賞味期限の目安です。水で戻して煮物、鍋、サラダ、あえ物に使えます。炊飯のときにひとちぎり加える使い方もあります。早煮昆布は2個入りで、おでん、鍋、煮物に使う乾物です。

このほか、三陸産乾燥めかぶ、三陸産乾燥カットくきわかめ、岩手原木しいたけを扱います。めかぶは熱湯で、くきわかめとしいたけは水で戻します。しいたけは炊き込みご飯、炒め物、素揚げなどに使えます。常温で置ける海と山の食材を、料理に使う分だけ戻せる形で届けています。

気仙のなかのこの仕事

住田町は総面積335平方キロメートルのうち、森林が303平方キロメートルを占めます。森林の割合は約90%です。町の中央には気仙川が流れ、大船渡市、陸前高田市などに接しています。町が掲げる特産品には、しいたけも含まれます。

やまさ海苔店の品には、宮城県沿岸の海苔、北三陸・普代の昆布、三陸のめかぶやくきわかめ、岩手の原木しいたけがあります。海で育つものと、森林の町で身近な山の産物が、乾物という保存のきく形で同じ店に並びます。内陸と沿岸を結ぶ交通の地として歩んできた住田町で、各地の原料を選び、手をかけて送り出す仕事です。

たずねる・注文する

所在地は、〒029-2501 岩手県気仙郡住田町上有住字山脈地78です。電話は0192-48-2502、FAXは0192-48-3247です。定休日は年末年始です。

全国からの注文はFAXとメールで受け付けています。メールアドレスは住田町商工会の商品カタログに掲載されています。支払いは代金引換または振込で、手数料は注文者の負担です。品名、数量、発送については、電話またはFAXで店へ尋ねられます。

出典と確かめた日

確認日:2026/8/7。次の公開ページを確認して書きました。

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運営:三陸ハピネス(石田祐太)