
🫘株式会社八木澤商店
味噌、醤油、つゆ、たれをつくり、家庭と料理の現場へ届ける醸造の店
一言でいうと
株式会社八木澤商店は、味噌と醤油を醸し、つゆやたれなどの調味料へ仕立てる会社です。 汁物、煮物、麺料理、刺身など、毎日の食卓で使う品を製造し、販売しています。 本社を置くのは、岩手県陸前高田市気仙町の今泉地区です。 店頭と通信販売を通じて、家庭用の一本から贈答品、業務用商品まで届けています。
歩みと土地
始まりは文化4年、1807年です。気仙町で八木澤酒造として創業し、大正年間にしょうゆ醸造を兼ねました。昭和20年には「ヤマセン」の名で味噌と醤油の製造を始め、昭和35年に株式会社八木澤商店となりました。昭和57年からは、自社のしょうゆを加工したつゆとたれも手がけています。酒から醤油へ、醤油から食卓で使う調味料へと、扱う品が年月のなかで加わってきました。
2011年3月11日の東日本大震災では、気仙町にあった蔵と製造工場が全壊し、流失しました。会社は内陸へ営業拠点を移し、岩手、秋田、宮城、新潟の醸造蔵に製造を委託して販売を再開しました。同年12月には一関市花泉町で借りた工場でしょうゆ加工品をつくり始めます。翌2012年10月、陸前高田市へ戻って本社兼店舗を再開し、一関市大東町大原字台に自社工場を完成させました。2013年2月に製造が始まり、同年10月には震災後の自社工場で仕込んだしょうゆができあがりました。
その歩みの途中に、「奇跡の醤」があります。震災前の蔵で仕込まれ、岩手県釜石市の水産技術センターへ預けられていたもろみ4キログラムが、水をかぶらずに見つかりました。岩手県工業技術センターがそのもろみを培養しました。それを使って仕込み、二度の夏を越して搾ったしょうゆを、2014年11月に出荷しました。2020年12月には気仙町の陸前高田 発酵パーク「CAMOCY」に「発酵食堂やぎさわ」と「発酵MARKET」が開店。2021年5月には気仙町字町307番地8へ新本社を移し、併設する味噌工場も動き始めました。
つくっているもの・してくれること
しょうゆでは、「奇跡の醤」の150ミリリットルと500ミリリットル、「いわて丸むらさき」の500ミリリットルと1リットルがあります。味噌には「蔵出し気仙味噌 赤タイプ」1キログラムがあります。糀甘酒も扱っています。
しょうゆを土台にした品も、料理ごとに名前が分かれています。「あなたのいるわたしの暮らし」は、濃縮つゆが360ミリリットル、白だしも360ミリリットルです。ほかに、味付ぽん酢柚子「君がいないと困る」170グラム、しょうゆドレッシング200ミリリットル、煎酒150ミリリットルがあります。鍋つゆや薬味、ソーセージ、詰め合わせも通信販売の品に含まれます。自宅用の調味料を買うほか、贈答品を送り、業務用商品を電話で相談できます。
気仙のなかのこの仕事
本社のある今泉地区では、江戸時代から醸造業が営まれてきました。水が湧く土地で、酒や醤油などの発酵が住民の暮らしに関わってきた地域です。文化4年創業の八木澤商店の歩みも、この今泉の時間の中にあります。
「CAMOCY」という名は、麹を発酵させて酒や醤油をつくる「醸す」に由来します。施設には、八木澤商店の食堂と発酵食品の売り場に加え、パン、チョコレート、クラフトビールなどを扱う店があります。味噌汁の椀、刺身につける醤油、麺に使うつゆという日々の食べ方と、今泉で続いてきた醸造の歴史が、同じ気仙町に並んでいます。
たずねる・注文する
本社は、岩手県陸前高田市気仙町字町307番地8です。商品は通信販売で注文できます。電話での注文や商品案内は、通販専用フリーダイヤル0120-326-132で受け付けています。受付は9時から17時までで、日曜日、第2・第4土曜日、年末年始を除きます。業務用商品については、本社電話0192-55-3261で相談できます。営業日や店頭での買い方は、出かける前に公開情報で確かめられます。
出典と確かめた日
確認日:2026/8/7。次の公開ページを確認して書きました。