
🍶酔仙酒造株式会社
「酔仙」と「雪っこ」を造り、酒販店や家庭へ届ける気仙の酒造会社
一言でいうと
酔仙酒造株式会社は、岩手県の気仙で清酒を造り、販売する酒造会社です。
本社は陸前高田市高田町に、酒を仕込む大船渡蔵は大船渡市猪川町にあります。「酔仙」や冬の「雪っこ」などを、酒販店とオンラインストアを通じて届けています。
歩みと土地
創業日は1944年9月26日です。同社の沿革では、旧気仙郡にあった8軒の造り酒屋が、戦時中の企業整備令を受けて一つになり、前身の「気仙酒造」を設立したと記されています。
地元出身の画家、佐藤華岳斎が「酔うて仙境に入るが如し」と語り、銘柄を「気仙」から「酔仙」へ改めるよう勧めました。これが現在の酒名につながりました。
陸前高田の本社は、岩手県陸前高田市高田町字大石1番地1です。2011年3月11日の東日本大震災では、海岸から約2キロにあった蔵に津波が達しました。木造4階建ての倉庫を含む建物と設備が流失しました。同社は7人の従業員を失ったことも、自社の歩みの中に記しています。
その後、岩手銘醸の蔵を借り、震災から半年後に醸造を始めました。2012年3月には大船渡市で新工場の建設に着手し、同年8月に仕込みを開始しました。現在の大船渡蔵は、大船渡市猪川町字久名畑136番地1にあります。本社を陸前高田に置き、大船渡で醸す形で、二つの市にまたがる酒造りが続いています。代表取締役は金野連さんです。
つくっているもの・してくれること
清酒には、純米大吟醸酒、大吟醸酒、純米吟醸酒、純米酒、本醸造酒、にごり酒、微発泡清酒などがあります。銘柄「酔仙」に加え、白い活性原酒「雪っこ」も造っています。活性原酒は、酵母や酵素が生きたまま入る原酒です。
雪っこは岩手県産米と協会9号酵母を使い、アルコール度数は20度です。容量は180ミリリットル、300ミリリットル、720ミリリットル、900ミリリットル、1.8リットルの5種類です。販売時期は毎年10月から翌年3月末ごろまでです。
冷蔵庫ほどに冷やして飲むほか、牛乳やソーダ水で割る方法も紹介されています。自宅で味わう一本や贈答用の商品は、近くの酒販店へ問い合わせるか、オンラインストアから注文できます。
大船渡蔵では、平日に予約制の無料見学を受け入れています。所要時間は約1時間です。酔仙の歴史と酒造りについて、パネルを交えた説明を受けられます。対応時間は月曜日から金曜日の午前10時から午後4時までです。
気仙のなかのこの仕事
気仙での酔仙の酒造りは、8軒の造り酒屋が一つになった1944年から続いています。会社は清酒を嗜好品であると同時に、地域に根差した文化と位置づけています。
酒造りで大切にしているのは、気仙の風土に合い、土地の食材になじむ酒であることです。その技術と心を人から人へ伝える考えを「美酒伝承」という言葉で表しています。
陸前高田の蔵を失った後も、県内の蔵を借りて醸造し、大船渡に新しい蔵を構えました。陸前高田の本社と大船渡の蔵を結ぶ現在の形は、気仙で酒を造り続けてきた年月と重なっています。
たずねる・注文する
本社は岩手県陸前高田市高田町字大石1番地1です。大船渡蔵は岩手県大船渡市猪川町字久名畑136番地1です。
会社の営業時間は平日の午前8時30分から午後5時までです。酒蔵見学は事前予約が必要で、見学対応は平日の午前10時から午後4時までです。駐車場があります。見学や商品についての電話は0192-47-4130で受け付けています。
商品は近くの酒販店へ問い合わせるほか、オンラインストアから取り寄せられます。
出典と確かめた日
確認日:2026/8/7。次の公開ページを確認して書きました。