水産加工の道具の図版です。冷蔵庫に吊るす丸い温度計を一点だけ描いています。
水産加工の道具の図版です。この事業者を撮った写真ではありません。
気仙百社図鑑大船渡市・水産加工

🐟株式会社及川冷蔵

三陸の魚を加工し、保管・配送・販売までつなぐ大船渡の会社

一言でいうと

株式会社及川冷蔵は、三陸で水揚げされる魚を加工し、食卓へ届ける大船渡の会社です。 天日干しや、いくら、うにを商品にし、魚の下ごしらえを引き受けます。 冷凍品を預かり、仕分け、発送する仕事も行います。 地域の作り手の商品を集めて販売する「レンチングルメ百貨店」も運営しています。

歩みと土地

及川冷蔵の母体である及川屋は、1805年(文化2年)、初代及川屋吉右衛門が伊達藩気仙郡広田村で始めました。現在の岩手県陸前高田市広田町にあたる土地です。株式会社及川冷蔵は、1957年6月に設立されました。代表取締役の及川廣章さんは、及川屋の十代目として仕事を受け継いでいます。

1974年には大船渡市盛町字田中島に本社工場を建て、1989年には大船渡町字中港に第二工場を建てました。中港の工場は1994年、1997年と棟を増やし、1998年にはギフトセンターを置きました。2000年には楽天市場へ出店しています。

2011年3月11日の東日本大震災で、本社工場と第二工場は全壊しました。同年9月10日、仮設工場で営業を再開しました。2012年には第二工場の敷地へ本社を移し、製造工場と冷蔵保管庫を建設。2013年には第一衛生工場と衛生的な天日干し場、2014年には第二衛生工場、2015年には第三衛生工場を建て、通販部も本格的に再始動しました。現在の所在地は、大船渡市大船渡町字中港3-100です。

つくっているもの・してくれること

海産加工品の「ほまぢ」シリーズには、天日干しをはじめ、特選いくら、うに、焼かずに電子レンジで食べられる品があります。うには、生うに、塩うに、焼きうに、蒸しうにの形で扱います。さんま、うに、かつお、かき、ほたてなどの鮮魚、さんま、秋鮭、いさだなどの冷蔵・冷凍原料も卸しています。

事業者から頼める委託加工では、頭や内臓を取る、骨を抜く、切り身にする、ミンチにするといった工程に対応します。物流では、2000トンを超える大型冷凍庫を使い、入庫・出庫、在庫管理、品物の仕分け、発送を担います。県内の小売店への自社便配送や、生産者・メーカーからの集荷も行っています。

「レンチングルメ百貨店」には、海・陸・食の三つの売り場があります。短角牛グラタン、ノンフライトンカツ、プラチナポーク餃子、ルルナポリタン、海鮮丼の素、いくら醤油漬けなど、家庭で手早く用意できる商品を扱っています。

気仙のなかのこの仕事

大船渡市魚市場は、岩手県沿岸南部の漁業者に加え、三陸沖で操業する漁船も利用する水揚げ基地です。市場の魚は市内の鮮魚店や消費地の市場へ流れ、一度に多く揚がるさんまやサバは、地元の水産加工に使われます。2014年4月に魚市場本棟、2016年2月にさんまやいさだの水揚げ用となる南側岸壁上屋の使用が始まりました。

中港にある及川冷蔵は、この魚市場の近くで鮮魚と原料を仕入れています。魚を天日干しなどの品にする加工、冷凍庫での保管、県内への配送、直売や通信販売までを手がけます。浜から届く魚を、食べる形、預かる形、運ぶ形に分けて次の行き先へつなぐ仕事です。

たずねる・注文する

所在地は、〒022-0002 岩手県大船渡市大船渡町字中港3-100です。三陸鉄道リアス線の地ノ森駅から徒歩3分、大船渡駅から徒歩13分と案内されています。会社への電話は0192-27-1251、通話料無料の番号は0120-309-308です。

商品は大船渡市内の直売所、楽天市場の店舗、出店する催しで買えます。加工や卸、冷凍・冷蔵保管、集荷、発送を頼みたい事業者も、同じ電話番号から相談できます。

出典と確かめた日

確認日:2026/8/7。次の公開ページを確認して書きました。

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運営:三陸ハピネス(石田祐太)