
🍇有限会社神田葡萄園
米崎町の自社畑でぶどうを育て、ワインと果汁飲料を届ける葡萄園
一言でいうと
有限会社神田葡萄園は、岩手県陸前高田市米崎町で、ぶどうの栽培と飲料の製造を続ける葡萄園です。 自社畑を持ち、ワインと果汁飲料をつくり、店頭やオンラインショップで販売しています。 畑で育つ果実と、飲み物を仕立てる仕事を、一つの事業としてつないでいます。
歩みと土地
神田葡萄園の始まりは明治20年代です。 初代の熊谷福松が、10本の西洋葡萄の苗木を植えました。 約10年後には2代目の千代吉と栽培を広げました。 明治38年、甘味果実酒「恵比寿葡萄酒」の醸造を始め、1905年の創業へつながりました。
昭和20年代には甘味果実酒の製造を終えました。 その後は、創業時から並行してつくっていた果汁飲料「葡萄液」の製造を広げました。 昭和40年代には「マスカットサイダー」の製造も始めました。 現在、このサイダーの製造は終了しています。
2011年には東日本大震災で被災し、同じ年に営業を再開しました。 2015年、6代目の園主が果実酒免許を再び取得しました。 そして「リアスワイン」の名で、ワイン醸造を再開しました。
所在地は陸前高田市米崎町字神田33です。 自社畑は2024年時点で4ヘクタールです。 主にアルバリーニョ、ナイヤガラ、アルモノワール、リースリングリオン、ソーヴィニヨンブラン、マスカットベーリーAを育てています。
つくっているもの・してくれること
ワインのブランドは「リアスワイン」です。 陸前高田と三陸の海の食材に合わせる「海のワイン」を掲げています。 自社畑で複数の品種を育て、土地の風土に寄り添う栽培と製造を進めています。 白ワインでは、アルバリーニョなどの品種にも取り組んでいます。
酒を飲まない人に向けた「カンダクラフトジュース」もあります。 岩手県内産の原料を主に使うジュースのシリーズです。 甘さだけに寄せず、食卓で楽しめる味わいを目指しています。 長く製造してきた葡萄液など、果実を生かした飲み物を扱っています。
清涼飲料とワインの受託加工にも対応しています。 自社で育てた農産物を飲料にしたい事業者や、独自の飲み物を用意したい団体が相談できます。 相談は電話などで受け付けています。
敷地内のワイナリーショップでは、商品販売に加え、ワインの有料試飲やクラフトジュース、軽い食事を扱います。 築100年の洋館を改装したワイン貯蔵庫があり、2階は自由に使える空間です。 畑とワイナリーの見学は事前予約制です。 園主の案内を受けながら、希望に応じた時間で回れます。
気仙のなかのこの仕事
陸前高田市は、三陸海岸の一角にある広田湾と、そこへ注ぐ気仙川を擁します。 市の観光情報では、山、川、海に囲まれた土地で、海では養殖業、陸では果樹栽培が続いてきたと紹介されています。 米崎町を中心につくられる「米崎りんご」も、地域の食材として紹介されています。
神田葡萄園は、この米崎町でぶどうを育て、果汁飲料とワインへ加工しています。 明治20年代の苗木から始まった栽培と、明治38年に始まった醸造を受け継いでいます。 現在のワインづくりでは、三陸の海の食材との組み合わせを商品づくりの軸に置いています。 畑、製造所、販売の場が米崎町字神田にあり、果実が飲み物になる流れを同じ土地で担っています。
たずねる・注文する
訪ねる先は、〒029-2206 岩手県陸前高田市米崎町字神田33です。 電話は0192-55-2222です。 ワイナリーショップの営業時間は9時から12時、13時から17時です。 日曜日と、そのほかの休業日があります。 出かける前に掲載カレンダーで営業日を確認できます。
商品は店頭とオンラインショップで注文できます。 畑やワイナリーの見学には、事前予約が必要です。 人数、希望時間、希望する内容を伝えて申し込みます。 10人以上の団体も予約制で受け入れ、大型バスを駐車できます。
出典と確かめた日
確認日:2026/8/7。次の公開ページを確認して書きました。