温泉旅館・宿泊・飲食の道具の図版です。木の湯桶と、小さな柄杓を一点だけ描いています。
温泉旅館・宿泊・飲食の道具の図版です。この事業者を撮った写真ではありません。
気仙百社図鑑大船渡市・温泉旅館・宿泊・飲食

♨️株式会社海楽荘

三陸の魚介と天然温泉を、宿泊客と日帰り客に届ける温泉宿

一言でいうと

株式会社海楽荘は、大船渡湾を望む温泉宿「大船渡温泉」を営んでいます。 三陸の魚介を使う食事、天然温泉、客室を一つの館にそろえています。 泊まりの旅にも、町から通う日帰り入浴にも応える宿です。 食卓と湯船の両方から、大船渡の海にふれる時間を届けています。

歩みと土地

代表取締役の志田豊繁さんは、碁石海岸で民宿「海楽荘」を営み、東日本大震災の前から日帰り入浴施設の建設を考えていました。震災後、地域の若者が働ける場所、避難所や仮設住宅で暮らす人が温まれる場所、復興に携わる人が泊まれる場所をつくるという思いから、新しい宿の建設を決めました。

大船渡温泉が開いたのは2014年7月です。施設は岩手県大船渡市大船渡町字丸森29番1に建ちます。会社の本店は、同じ市内の末崎町字大浜221番地2です。海楽荘の名は碁石海岸の民宿から株式会社海楽荘へ、そして大船渡湾を前にする温泉宿へとつながっています。

開業当初から、宿泊に加えて日帰り入浴も受け入れてきました。200人を超える団体が泊まれる施設として、復興に訪れたボランティアや建設作業員も利用しました。宴会場は懇親会や同窓会に使われ、現在は週末を中心に、地元の生産者がロビーに出店する場も設けています。

つくっているもの・してくれること

夕食に並ぶのは、毎朝市場へ出向いて仕入れ、その日のうちに使う魚介です。ほたてとわかめは自家養殖も行っています。ほたては刺身や網焼き、わかめは味噌汁やしゃぶしゃぶになります。めかじき、あわび、きんき、さんまも、館が伝える三陸の旬の肴です。朝は地元の食材を使う和定食を用意します。

湯はナトリウム・カルシウム塩化物泉です。大船渡湾を望む展望大浴場と露天風呂があり、源泉をくみ上げて、ろ過せずに使う薬湯もあります。敷地内の足湯「復興の湯」は無料で利用できます。日帰り入浴には大人・中人・小人の料金があり、回数券、フェイスタオルの販売、バスタオルの貸し出しもあります。

宿泊では、海側と山側の和室、二間続きの和洋室などから人数に応じた客室を予約できます。食事と温泉を組み合わせて泊まることも、湯だけを訪ねることもできます。

気仙のなかのこの仕事

大船渡の海岸線は複雑に入り組み、沖では親潮と黒潮が交わります。市は、サンマ、イサダ、わかめ、カキ、あわび、ほたてを土地の海産物として紹介しています。

末崎では、旧末崎漁業協同組合の小松藤蔵さんが1953年ごろにわかめの養殖試験を始め、1957年に成功しました。大船渡湾では、旧赤崎漁業協同組合の千葉繁さんが1961年にほたての耳つり養殖試験に取り組み、成功しています。大船渡温泉が自家養殖するほたてとわかめは、この土地で養殖の歩みが記録されている品です。

海で育つものを食事にし、湾の眺めと天然温泉を宿泊や日帰りで受け入れること。株式会社海楽荘の仕事には、大船渡の漁、食、湯、人が集まる時間が同じ館の中にあります。

たずねる・注文する

大船渡温泉は、〒022-0002 岩手県大船渡市大船渡町字丸森29番1です。三陸自動車道の大船渡碁石海岸インターチェンジから車で約3分、JR大船渡線BRTの大船渡丸森駅から徒歩1分です。無料駐車場には乗用車のほか、大型車も駐車できます。

宿泊は公式サイトから予約できます。日帰り入浴は月ごとの営業カレンダーが掲載されています。宿泊、入浴、食事、送迎について電話でたずねる場合は0192-26-1717です。送迎はBRT丸森駅が迂回運転となる時に限り、事前予約で受け付けています。

出典と確かめた日

確認日:2026/8/7。次の公開ページを確認して書きました。

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運営:三陸ハピネス(石田祐太)