農産加工の道具の図版です。玄米をすくった木の枡すくいを一点だけ描いています。
農産加工の道具の図版です。この事業者を撮った写真ではありません。
気仙百社図鑑住田町・農産加工

🌾合同会社HUB

住田町産玄米を、朝食や料理に使えるシリアルへ加工して届ける会社

一言でいうと

合同会社HUBは、岩手県住田町の農産物を生産し、加工し、販売まで手がける会社です。中心となる品は、町産玄米からつくる「Japan cereal」です。玄米を炊く以外の形で食卓へ届け、朝食にも料理にも使える品にしています。ネットショップを通じ、町の外からも注文できます。

歩みと土地

会社を立ち上げた菊池顕さんは、釜石市に生まれ、滝沢市で育ちました。大学卒業後は盛岡市の老舗百貨店へ勤め、食品の部署で物産展と仕入れを担当しました。岩手の食材を探す仕事のなかで、住田町の生産者、佐藤道太さんがつくる玄米を知ります。町内の滝観洞にもひかれました。

その後、菊池さんは地域おこし協力隊員として住田町へ移り住みます。住田町商工会の紹介では、移住から3年後の2016年、町の農産物を中心に生産・加工・販売する合同会社HUBを立ち上げました。現在公表されている所在地は、気仙郡住田町下有住字中上71番地6です。山々に囲まれ、気仙川が流れる町で、玄米を加工する仕事を続けています。

「Japan cereal」は、初めから今の姿だったわけではありません。当初はポン菓子として販売していました。年間80回近く催事へ出て、食べる人の声を聞くなかで、お菓子から食事としてのシリアルへ形を変えました。スプーンで食べられ、朝食や料理に加えられる現在の品は、売り場で交わした声から生まれています。

つくっているもの・してくれること

「Japan cereal」の原料は住田町産玄米です。昔ながらのポン菓子の機械に圧力をかけ、玄米をふくらませます。玄米、玄米と大麦、玄米と赤米と黒米の3品は、砂糖を使わず、素材の味を生かした仕立てです。そのまま食べるほか、牛乳、豆乳、ヨーグルトをかけられます。サラダやスープの具、ハンバーグに混ぜる材料、リゾットにも使えます。

商品には、玄米70グラム、玄米と大麦70グラム、玄米と赤米と黒米70グラムがあります。カカオ味、抹茶味、きなこ味は各60グラムです。公開カタログでは、玄米を主原料とする70グラムの3品について、無添加、常温保存、賞味期限は製造日から6カ月と記されています。日々の食事に使う一袋として、味や穀物の異なる品が用意されています。

町産玄米を加工し、商品名と食べ方を添えて販売するところまでがHUBの仕事です。自社のネットショップに加え、年間80回近く催事へ出店していた時期がありました。岩手よろず支援拠点の2024年更新記事には、スーパーマーケット・トレードショーへの参加と、住田町の「みちのく清流鶏」を使ったから揚げの移動販売も記されています。

気仙のなかのこの仕事

住田町は北上高地の南端にあり、総面積のおよそ90パーセントを山林が占めます。東に五葉山、西に種山ヶ原があり、町の中央を気仙川が流れます。町の農業は、米、園芸、畜産を組み合わせて営まれてきました。海に面する大船渡市、陸前高田市へ続く気仙の内陸で、田畑と畜産がある町です。

住田町の第7次農業基本計画によると、2023年度の町内の水田面積は362.3ヘクタールで、そのうち主食用米の作付面積は128.2ヘクタールです。同計画は、米と野菜の振興、農畜産物の高付加価値を施策に掲げています。HUBは、町産玄米をシリアルへ加工し、町内外へ販売しています。

たずねる・注文する

所在地は、岩手県気仙郡住田町下有住字中上71番地6、郵便番号は029-2502です。注文はネットショップで受け付けています。所在地へ出向く際は、公開されている電話番号070-3526-1814へ事前に連絡します。商品や催事についても同じ番号で問い合わせできます。住田町商工会の掲載情報では、定休日は年末年始です。

出典と確かめた日

確認日:2026/8/7。次の公開ページを確認して書きました。

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運営:三陸ハピネス(石田祐太)