
🌊広田湾漁業協同組合
広田湾の漁業者を支え、海産物を育て、加工し、食卓へ届ける組合
一言でいうと
広田湾漁業協同組合は、広田湾で海と向き合う漁業者の仕事を支え、水産物を食べる人へつなぐ組合です。わかめ、かき、ほたて、イシカゲ貝などを育てる現場に関わり、魚市場、購買、販売、共済の事業も担います。海での生産から加工、直売、発送までが、一つの組織の仕事として続いています。
歩みと土地
本所は、岩手県陸前高田市広田町字泊102番地4にあります。広田湾漁業協同組合は、2004年4月1日、陸前高田市内にあった気仙町、高田町、米崎町、小友町、広田町の五つの漁協が一つになって発足しました。現在の代表理事組合長は砂田光保さんです。
組合の仕事場は本所だけではありません。広田町字泊には広田支所と加工場があり、小友町字茗荷には米崎・小友支所、気仙町字湊には気仙支所があります。自営の定置網事業所、鮭・鱒の採捕場とふ化場、アワビ種苗センター、給油所も陸前高田市内に置かれています。
2011年の東日本大震災では、漁業施設や組合事務所が津波で失われました。広田湾で育てていたイシカゲ貝の養殖施設も流失しました。その後、稚貝の採取と養殖施設の復旧を重ね、生産と出荷が再開されています。五つの漁協が結んだ土地の範囲と、震災後に再び海の仕事をつないだ時間が、現在の組合の歩みに重なっています。
つくっているもの・してくれること
主な養殖品は、わかめ、かき、ほたてです。組合では、わかめなどの加工と直売、あわびの蓄養、自営定置網三か統の運営も行っています。オンラインショップには、広田わかめ300グラム、茎わかめ300グラム、乾燥カットわかめ25グラム、塩蔵こんぶ500グラムが並びます。海藻は、汁物、煮物、炒め物、佃煮など、日々の食事に合わせて品を探せます。
魚介では、加熱調理用の冷凍かき、冷凍ほたて、刺身用の冷凍ほや、塩うに80グラムがあります。椿島定置網のさばを使った水煮やアクアパッツァ、広田湾のかきを使ったアヒージョなど、常温で扱える缶詰もあります。わかめを粉末にして麺へ練り込んだ「わかこちゃんラーメン」も、海藻を食卓へ運ぶ一品です。品物によって水揚げ日や在庫が異なるため、その時に扱っている品は注文画面に示されます。
気仙のなかのこの仕事
広田湾は、広田半島と唐桑半島に挟まれた湾です。湾の内側には気仙川が注ぎ、山から運ばれる栄養分が海へ入ります。外側では親潮と黒潮に由来する栄養分が交わります。内湾と外湾の両方を持つ地形のもとで、わかめ、かき、ほたて、ほやなどの養殖が行われています。
広田湾で育つ品の広がりは、水揚げの記録にも表れています。陸前高田市が公表した2024年度の記録には、生わかめ、塩蔵わかめ、殻付きかき、むき身かきが並びます。養殖ほたて、天然あわび、うに、養殖ほや、養殖イシカゲ貝も、品目ごとの生産量と金額が示されています。
イシカゲ貝は、広田湾で1993年から養殖技術の確立に向けた取り組みが始まり、1996年に養殖の事業化が実現しました。例年7月ごろから出荷される二枚貝で、2022年2月3日には「広田湾産イシカゲ貝」の名が地理的表示保護制度に登録されました。この制度では、地域の自然や長年の生産方法と結びついた産品の名称が、地域の知的財産として保護されます。
たずねる・注文する
所在地は岩手県陸前高田市広田町字泊102番地4です。同じ住所に海産物直売所があり、電話は0192-22-8255です。受付時間は、土曜・日曜・祝日を除く午前8時30分から午後5時30分です。
品物は直営オンラインショップから注文できます。支払いは、クレジット決済、銀行振込の前払い、コンビニの前払い、代金引換に対応しています。わかめや加工品だけの注文と、かきやほたてを含む注文では、発送までの日数が異なります。生鮮品は水揚げ日に沿って発送されるため、贈る日を決めている場合や複数の届け先へ送りたい場合は、海産物直売所へ電話で尋ねられます。
出典と確かめた日
確認日:2026/8/7。次の公開ページを確認して書きました。