偽SMS・偽メールを見分ける基本と押した後の対応。記事の内容を表す作り絵で、実在の場所や人を撮影した写真ではありません
気仙のくらし 約6分

📩 偽SMS・偽メールを見分ける基本と押した後の対応

宅配や銀行などを装う偽SMS・偽メールを見分け、リンクを押した時や情報を入力した時に落ち着いて取る行動を順番にまとめます。

スマホに「荷物を持ち帰りました」「口座を確認してください」「支払い情報を更新してください」と届くと、急いで確かめたくなります。しかし、その急ぐ気持ちを利用して偽サイトへ誘うのがフィッシングです。宅配の不在通知、銀行、通販、携帯会社などをかたる形が知られています。表示された会社名だけで本物とは判断できません。

気仙では車で店や窓口へ行くまで距離がある家庭もあります。だからこそ、スマホだけで急いで済ませようとせず、まず一度止まることが大切です。高齢の家族にも伝えやすいように、判断の中心を一つに絞ります。

この記事の道すじ
  1. 1一本だけ覚えるなら「届いたリンクを押さない」
  2. 2開く前に見るポイント
  3. 3押しただけのとき、入力したときの順番
  4. 4相談先と報告先
  5. 5家族で決める短い合言葉
  6. 6まとめ

上から順に並んでいます。気になる段から読んで大丈夫です。

この記事で分かること

  • 届いたリンクを使わず、公式アプリやブックマークから確認する理由
  • リンクを押したとき、情報を入力したときに取る順番
  • 相談先と、家族で共有する短い合言葉

一本だけ覚えるなら「届いたリンクを押さない」

SMSやメールに書かれたリンクから確認しないでください。確認が必要なら、いつも使っている公式アプリを自分で開くか、以前に自分で登録した公式サイトのブックマークから入ります。検索結果を使う場合も、広告や似た名前のページではなく、運営元とURLをよく見ます。

国民生活センターは、宅配便業者を装った「不在通知」の偽SMSから偽サイトへ誘導される相談について注意を案内しています。また、フィッシング対策協議会は、金融機関や通販などを装う事例と、メールやSMS内のリンクを安易に開かないための情報を公開しています。

送信元に会社名や知っている名前が出ていても、それだけでは確認になりません。表示名は送る側が設定でき、正規の連絡に見える形へ偽装されることがあります。文章が自然、ロゴがある、以前の連絡と同じ画面に並んでいる、といった見た目だけでも決められません。

開く前に見るポイント

次の特徴が一つあるだけで偽物と決めつけることはできませんが、立ち止まる目印になります。

  • 今日中の手続きなど、短い期限で急がせる
  • 利用停止や未払いを強調して不安にさせる
  • パスワード、暗証番号、カード情報の入力へ進ませる
  • 宛名がなく、誰にでも当てはまる文章になっている
  • URLの文字が公式サイトと少し違う、または意味の分からない文字列になっている

ただし、見た目だけでの見分けには限界があります。文章やURLを見抜く競争をするより、「届いたリンクを使わず、公式アプリか自分のブックマークから確認する」という行動を家の決まりにする方が分かりやすいです。公式アプリ側に同じ通知がなければ、届いた文面に書かれた窓口へ連絡せず、カードや通帳などに記載された正規窓口を自分で確認します。

押しただけのとき、入力したときの順番

偽SMS・偽メールを見分ける基本と押した後の対応の解説に添えた絵。記事の内容を表す作り絵で、実在の場所や人を撮影した写真ではありません

リンクを押したことに気づいても、慌てて画面の指示どおりに進めないでください。何をしたかで対応が変わります。まず画面を閉じ、入力やアプリの追加を止めます。届いたSMSやメールは、相談や報告に必要になることがあるため、すぐ消す前に画面を保存しておくと状況を説明しやすくなります。

カード番号や銀行の情報を入力した場合は、カード会社または銀行の公式窓口へ連絡します。届いたメッセージ内の番号ではなく、カード、通帳、公式アプリ、または自分で開いた公式サイトで窓口を確認します。不正利用の確認や利用停止など、必要な対応は窓口の案内に従います。

IDとパスワードを入力した場合は、本物の公式アプリや公式サイトからパスワードを変更します。同じパスワードを別のサービスでも使っていれば、そちらも別々のものへ変更します。二段階認証を利用できる場合は設定を確認します。二段階認証とは、パスワードに加えて確認コードなどを使う仕組みです。

アプリを入れた、設定を変えた、端末の動きがおかしい場合は、追加したアプリや許可した設定を確認します。自分で判断しにくければ、携帯会社の公式窓口や警察の相談窓口などへ状況を伝えます。端末を初期化すると記録や写真まで消えるため、案内を受ける前に急いで実行しない方がよい場合があります。

いまここ ― 3/6
  1. 1一本だけ覚えるなら「届いたリンクを押さない」
  2. 2開く前に見るポイント
  3. 3押しただけのとき、入力したときの順番
  4. 4相談先と報告先
  5. 5家族で決める短い合言葉
  6. 6まとめ

相談先と報告先

契約や請求など消費生活の相談は、消費者ホットライン「188」で地域の消費生活相談窓口につながると消費者庁が案内しています。消費者ホットライン188の案内(消費者庁)

犯罪かもしれない不安や、警察へ相談すべきか迷う場合は、警察相談専用電話「#9110」が案内されています。警察相談専用電話の案内(警察庁)

受け取ったフィッシングメールやSMSは、フィッシング対策協議会の案内に沿って報告できます。フィッシングの報告窓口(フィッシング対策協議会)

金銭や情報に関わる被害が疑われるときは、報告だけで終えず、先にカード会社や銀行の正規窓口へ連絡する順番が大切です。相談先の受付方法や案内内容は変わることがあるため、リンク先の最新情報を確認してください。

家族で決める短い合言葉

高齢の家族へ細かな見分け方をすべて覚えてもらうのは負担になります。家族で共有する一言は、「メッセージのリンクは押さず、いつものアプリから見る」で十分です。迷ったら、その場で返事や入力をせず、家族へ画面を見せる決まりも役立ちます。

冬の寒い時期や夜間に届いた通知でも、翌朝に公式窓口を確認できる内容なら急いで操作する必要はありません。押した後も、したことを隠さず「押しただけ」「何を入力した」「アプリを入れた」の順に整理すると、相談先へ伝えやすくなります。

まとめ

一本だけ覚えるなら、届いたリンクを押さず、いつもの公式アプリやブックマークから確認します。押した後は、何をしたかを整理し、必要な正規窓口へ連絡します。

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