夕方のバス停で時刻表を見上げる人の後ろ姿。掲示板に、帰りたい時に帰れるか、と書かれている。

次回定例会までに地区別・時間帯別の「移動できない時間」を見える化できるか、令和9年度上期に1地区・6か月・上限1,500万円で当日予約、休日、BRT接続、夜間を一体で試すか——費用と実施条件を含め、この2点を具体的に問える形にしてあります。

交通を、「乗り物の話」ではなく「行きたい時に行き、帰りたい時に帰れる暮らし」として問う

陸前高田・13の論点集 | 交通 公開版 2026年8月 / 石田 祐太(三陸ハピネス)

この論点を一枚で(数字は本文と同じ・出典は下の本文にあります)
45.0%公共交通施策への否定的回答
22件と13件当日予約・休日運行への不満
271人減市内交通の年間利用の減少
提案1地区・6か月・上限1,500万円で、当日予約・休日・BRT接続・夜間を一体で試す

この資料の立場(必ずお読みください) この資料は、市民の一人である石田祐太が、市の公表資料と他自治体の公開資料だけを根拠に、個人として自主的に作成し、公開しているものです。

  • 市議会議員のお名前は出していません。 ご本人に依頼も相談もしていないからです。
  • 市民アンケートはまだ実施していません。ここに書いた「市民が求めていること」は、公表資料から私が読み取った予想にとどまります。
  • 作成にあたり、議員・市議会・市役所からの依頼、監修、承認、推薦は受けていません。文責はすべて石田祐太にあります。
  • 掲載順はテーマ順で、評価・順位・期待度を示すものではありません。
  • この資料は、市政や議員活動の全体・実績・能力・賛否・担当分野を評価するものではありません。取り上げていないテーマに取り組まれていないという意味でもありません。
  • 特定の候補者への投票、支持、反対、当選または落選を求めるものではありません。
  • それでも、この中の一つでも議会での議論や日々の暮らしの参考になるものがあれば、自由に、断りなく、加工してお使いください。ただし自由にお使いいただけるのは、石田祐太が作成した文章・図表の部分だけです。引用元の資料については、各発行者の定めに従ってください。
  • 誤りや権利上の問題にお気づきの際はご連絡ください。確認のうえ訂正または取り下げます。

0. 一枚要約

この資料が支えられる論点: 次回定例会までに地区別・時間帯別の「移動できない時間」を見える化できるか、令和9年度上期に1地区・6か月・上限1,500万円で当日予約、休日、BRT接続、夜間を一体で試すか——費用と実施条件を含め、この2点を具体的に問える形にしてあります。

  • 45.0%:市民意識調査の回答者814人のうち、公共交通施策への否定的回答はおよそ2人に1人です。交通があっても、必要な時に使えなければ生活の選択肢にはなりません。(市民意識調査・2022)
  • 22件と13件:従来型デマンド交通への不満は「当日予約不可」が22件、「休日の予約・運行なし」が13件です。前日までに予定を決められない日と休日が、そのまま移動できない日になります。(デマンド交通利用者調査・2023)
  • 271人減:市内路線・デマンド交通の利用は2023年度16,897人から2024年度16,626人へ減りました。生活の足から、1日当たり1人弱の利用が消えた計算です。(市内公共交通利用実績・2025)

提案: 1地区・6か月・上限1,500万円で「生活交通・三つの空白実証」を令和9年度上期に行い、当日予約、土曜日、BRT接続、金曜夜間を同じ運行票で検証する。上限額は仙北市の市負担実績を参照した提案値である。(仙北市決算説明資料・2023)

1. 市民はどこで困っているか(私の読み)

公共交通施策への否定的回答45.0%という数字の後ろには、「交通があるか」ではなく「自分が必要な時に使えるか」を毎回確かめなければならない暮らしがあります。回答者814人のおよそ2人に1人が否定的に答えました。路線や車両が存在していても、利用したい曜日や時刻と合わなければ、暮らしの中では選べない交通になります。(市民意識調査・2022)

「当日予約不可」22件、「休日の予約・運行なし」13件という数字の後ろには、前日までに決まらない予定と、土日祝日の外出を交通の側へ合わせる毎日があります。現在の従来型デマンド交通も、予約は利用日の1週間前から前日までで、土日祝日は運休です。「出かけたいか」より先に「予約が間に合うか」「今日は運行日か」を考えなければなりません。(デマンド交通利用者調査・2023デマンド交通案内・2026)

BRTを「幹」、市内バスや乗合タクシー、デマンド交通を「枝線」とする計画の後ろには、幹から枝へ乗り継げなければ、自宅までの移動が終わらないという暮らしがあります。公開意見では、車を使えない地区の夜間移動が求められました。市の回答では、午後の遅い時間から夜間は、BRTを除く市内路線の運行がありません。中心部へ着けても、その先へ帰る手段を選べない時間があります。(地域公共交通計画・2024総合計画パブリックコメント結果・2023)

2023年度16,897人から2024年度16,626人へ271人、1.6%減という数字の後ろには、交通を使わなくなった理由さえ見えない現状があります。地域公共交通計画のアンケートでは、回答者587人のうち339人が70歳以上でした。これは市民全体の年齢構成ではありませんが、交通を必要とする人の声を捉えるには、「利用した人数」だけでなく「利用したかったのに利用できなかった時間」も測る必要があります。(市内公共交通利用実績・2025地域公共交通計画・2024)

2. なぜ、いまこの問いなのか

市の地域公共交通計画・2024は、BRTを「幹」、市内バス、乗合タクシー、デマンド交通などを「枝線」と位置づけ、交通手段をつなぐ方向を示しています。公表資料には、従来型デマンド交通の予約条件や運休日、市内交通の利用実績もあります。一方、BRT到着後に枝線へ何分で乗り継げるか、接続できない便が何本あるか、地区別・時間帯別に予約が成立しなかった件数、夜間に地区へ戻れない時間は、公表資料からは確認できませんでした。利用の変化が、予約、休日、接続、夜間のどの空白と関係するかを確かめる共通指標も確認できませんでした。さらに、これらを集計する担当、地区を選ぶ基準、月ごとの公表方法、令和9年度上期に1地区・6か月の試行へ進む判断期限も確認できませんでした。計画上の幹と枝を、出発から帰宅までの一日の移動として検証する数字と日程が空白です。

3. 事実の壁

事実の壁を一枚で(数字は本文と同じ)
587人地域公共交通計画の回答者
339人そのうち70歳以上
1.6%市内交通の年間利用の減り
空白BRTの到着後に枝線へ乗り継げるかを時刻で突き合わせた表は、公開資料では確認できない
  1. 市民の評価:市民意識調査の回答者814人のうち、公共交通施策への否定的回答は45.0%です。回答した市民のおよそ2人に1人です。(市民意識調査・2022)

  2. 利用者の年齢:地域公共交通計画の市民アンケートは587人が回答し、339人が70歳以上でした。回答者の5人に3人近くを高齢層が占めます。これは市民全体の年齢構成ではなく、回答者の構成です。(地域公共交通計画・2024)

  3. 予約と休日:従来型デマンド交通の不満は「当日予約不可」が22件、「休日の予約・運行なし」が13件でした。現在の案内も、予約は利用日の1週間前から前日までで、土日祝日は運休です。急に決まった外出と休日の外出は、この仕組みでは選べません。(利用者調査・2023デマンド交通案内・2026)

  4. 利用の減少:市内路線とデマンド交通の利用は、2023年度16,897人から2024年度16,626人へ271人、1.6%減りました。年単位では271人分、日単位では1人弱の利用が消えた計算です。BRT利用者はこの集計に含まれません。(市内公共交通利用実績・2025)

  5. BRTとの接続:市の計画はBRTを「幹」、市内バス、乗合タクシー、デマンド交通等を「枝線」と位置づけます。しかし、BRT到着後に枝線へ何分で乗り継げるか、接続できない便が何本あるかは、公表資料では確認できません。幹があっても枝へ渡れない時刻は、家までの移動として完結しません。(地域公共交通計画・2024)

  6. 夜間:総合計画への公開意見は、車を使えない地区の夜間移動を求めました。市は、午後の遅い時間から夜間はBRTを除く市内路線の運行がなく、BRTとタクシーの利用を案内しています。中心部まで来られても、地区へ戻る枝線がない時間があります。(総合計画パブリックコメント結果・2023)

4. 他自治体はもう動いている

4-1. 紫波町「しわまる号」

  • 開始:2020年4月。Web・電話の当日予約と、土日祝日を含む年中無休を実施しています。(紫波町地域公共交通計画・2024予約方法)
  • 成果:年間利用者は開始年度16,127人から2023年度27,181人へ11,054人、68.5%増えました。旧「すこやか号」の2019年度17,635人に対しても、2022年度は24,269人で38%増です。ただし、開始年度はコロナ禍で、増加を当日予約や休日運行だけの効果とは分離できません。(主要事業成果・2023)
  • 費用:2023年度の町運行補助金は21,006,200円です。総運行費、AI初期費、国庫補助額と正式メニューは不明です。(主要事業成果・2023)
  • 本市との条件差:同じ岩手県の小規模自治体ですが、本市より人口規模が大きい内陸のベッドタウンです。津波被災による市街地再編という条件はありません。一方、運転士不足と農村部から中心部への移動は共通します。

4-2. 仙北市「よぶのる角館」

  • 開始:2022年5月。Web・電話予約を受け、AIが配車と経路を決めます。(国土交通白書・2025)
  • 成果:年間利用者は2022年度6,286人、2023年度10,004人、2024年度12,348人です。開始年度から6,062人、96.4%増えました。(部局経営方針・2025)
  • 費用:2023年度の実支出は15,799,854円、うち市負担金は15,000,000円です。AI初期費と補助メニューは不明です。(決算説明資料・2023)
  • 本市との条件差:人口規模は比較的近く、積雪地・人口減少地域です。ただし、角館中心の運行で観光客も含むため、成果を市民の日常移動だけの数字とは扱えません。

4-3. 喜多方市「のるーと喜多方」

  • 開始:東部は2022年10月、西部は2024年10月。電話に加え、アプリやLINEで24時間予約できます。(地域公共交通会議実績・2024運行案内)
  • 成果:東部の利用は2023年度35,943人から2024年度46,593人へ10,650人、29.6%増えました。2024年度の全AIオンデマンド利用は47,860人、利用登録者は3,972人です。土日祝日は運休です。(地域公共交通会議実績・2024)
  • 費用・財源:西部の2024年度単年度事業費は32,837,000円、交付金は16,418,000円です。財源は「デジタル田園都市国家構想交付金・デジタル実装タイプ」です。(効果検証・2024)
  • 本市との条件差:本市より人口規模が大きい内陸の広域自治体です。利用規模は移せませんが、人口減少地域で費用内訳と交付金額まで公開した方法は参照できます。

岩手・宮城・福島の沿岸被災自治体で、「当日予約」「AI導入後の利用増」「休日運行」「導入費・補助メニュー」のすべてを、公的一次資料で確認できる事例は見つかりませんでした。

5. 提案

提案の道すじ ― 4手で終わります
  1. 1BRT主要便の到着時刻を並べる
  2. 2市内交通の出発時刻を並べる
  3. 3つながる・つながらない表を地区別に作る
  4. 4次回定例会までに公表する

費用と財源の書き方は、この下の本文にあります。

提案名:生活交通「三つの空白」実証 予約、乗継、時間帯という三つの空白を、同じ地区、同じ期間、同じ評価表で検証します。

  1. 何をするか 1地区で6か月、従来型デマンド交通、AI型交通、BRT、タクシーの役割を一つの運行票にします。当日予約枠、土曜日運行、主要BRT便に合わせた接続枠、金曜日の夜間枠を設定します。予約成立率、乗継待ち時間、乗車人数、1人当たり運行費を月ごとに公表します。対象地区は、既存の乗降記録、予約不成立記録、乗継データを基に選びます。

  2. いつまでに行うか 次回定例会までに、地区別・時間帯別の移動空白表、交通事業者の実施条件、見積額を公表します。令和9年度上期に6か月の試行を始め、終了後3か月以内に継続、修正、終了のいずれかを判断します。いずれも政策提案としての期限です。

  3. 概算費用 上限15,000,000円を政策枠とします。仙北市の2023年度市負担金15,000,000円を参照した上限であり、本市の確定見積額ではありません。紫波町の2023年度運行補助金21,006,200円、喜多方市西部の2024年度事業費32,837,000円とも条件が異なります。次回定例会までの事業者見積もりを予算化の条件にします。(仙北市決算・2023紫波町主要事業成果・2023喜多方市効果検証・2024)

  4. 財源候補 「デジタル田園都市国家構想交付金・デジタル実装タイプ」を第一候補に、制度の現行名称、令和9年度の継続、対象経費を次回定例会までに確認します。喜多方市では2024年度に32,837,000円の事業へ16,418,000円が交付されました。本市への適用可否は不明です。(喜多方市効果検証・2024)

最小の第一歩: 次回定例会までに、BRT主要便の到着時刻と市内交通の出発時刻を並べた「帰宅までつながる・つながらない表」を地区別に公表します。既存資料の整理で行い、追加委託費0円を目標とします。0円は提案条件で、職員人件費を含む実費が0円という意味ではありません。

6. 質問原稿の例(そのまま読めます)

公共交通施策への否定的回答は45.0%でした。回答者814人のおよそ2人に1人です。この数字の後ろにあるのは、単にバスが少ないという話ではありません。出かける前に、今日は運行日か、予約は間に合うか、BRTを降りた後に家まで帰れるかを確かめなければならない毎日です。従来型デマンド交通への不満では、当日予約ができないことが22件、休日に予約や利用ができないことが13件ありました。前日までに決まらない予定と、土日祝日の外出が、そのまま移動できない時間になっています。

私は今回、交通を車両や路線の数だけで捉えません。「市民が行きたい時に行き、帰りたい時に帰れるか」という暮らしの側から伺います。

市の地域公共交通計画は、BRTを幹線とし、市内バス、乗合タクシー、デマンド交通などを支線としています。しかし、幹から枝へ渡れなければ、移動は自宅までつながりません。

BRT到着後、市内交通へ何分で乗り継げるのでしょうか。接続できない便は何本あるのでしょうか。指定された公開資料からは確認できませんでした。

総合計画への公開意見では、車を使えない地区の夜間移動が求められています。市の回答では、午後の遅い時間から夜間は、BRTを除く市内路線の運行がありません。中心部まで来られても、地区へ戻る交通を選べない時間があります。

市内路線とデマンド交通の利用者は、2023年度16,897人から2024年度16,626人へ271人、1.6%減りました。1日当たりでは1人弱です。BRT利用者はこの集計に含まれません。

減った271人について、利用する必要がなくなったのか、利用したくても時刻が合わなかったのか、公開資料だけでは分かりません。利用者数だけを見ても、移動を諦めた人は数字に現れません。

そこで、第一の橋として、見えない空白を見えるようにしてください。

次回定例会までに、当日予約が成立しなかった件数、休日に利用できない地区、BRTと接続しない便、夜間に帰宅手段を選べない地区を、一枚の「移動空白表」として公表いただけますか。できないとすれば、データ、人員、事業者調整のどれが障害か、項目別に示してください。

すべての調査を新たに委託する必要はありません。まず、既存の予約記録と時刻表を使えます。BRT主要便の到着時刻と市内交通の出発時刻を並べれば、「帰宅までつながる便」と「つながらない便」を分けられます。

この接続表は、追加委託費0円を目標に作成できます。ここでいう0円は、職員人件費を含む実費が0円という意味ではありません。新たな委託をせず、既存資料を整理する第一歩という意味です。

第二の橋として、全市一斉導入ではなく、小さく試してください。

岩手県紫波町の「しわまる号」は、2020年4月に始まりました。当日予約と年中無休を取り入れ、利用者は開始年度16,127人から2023年度27,181人へ68.5%増えました。ただし、開始年度はコロナ禍です。増加を当日予約や休日運行だけの効果とは断定できません。

秋田県仙北市の「よぶのる角館」は、2022年5月に始まりました。利用者は2022年度6,286人から2024年度12,348人へ96.4%増えました。2023年度の実支出は15,799,854円で、市負担金は15,000,000円です。ただし、観光客を含み、運行区域の条件も本市とは異なります。

条件が違うからこそ、利用者数を移すのではありません。当日予約、休日運行、費用公開、効果測定という方法を移します。

令和9年度上期に、1地区、6か月で実証を始めていただけますか。当日予約、土曜日、主要BRT便との接続、金曜日の夜間を同じ運行票で試してください。開始できないとすれば、運転士、費用、制度、需要のどれが障害かを特定し、その判断日を示してください。

概算費用は上限15,000,000円を提案します。これは仙北市の市負担実績を参照した政策上の枠で、本市の見積額ではありません。

次回定例会までに、交通事業者から見積もりを取り、総額、外部財源、市負担の三段で示していただけますか。上限内でできない場合は、当日予約、土曜日、BRT接続、金曜夜間のうち、どの条件をどこまで縮小すれば実施できるかを示してください。

財源候補は、喜多方市が利用した「デジタル田園都市国家構想交付金・デジタル実装タイプ」です。喜多方市西部では、2024年度事業費32,837,000円に対し、16,418,000円が交付されました。

令和9年度に制度が続くか、現在も同じ名称か、本市へ適用できるかは不明です。だからこそ、次回定例会までに制度名、対象経費、申請期限、本市への適用可否を確認してください。使えない場合も、交付金なしで行える最小の第一歩を示してください。

第三の橋は、試して終わらせず、続けるかを数字で決めることです。

実証中は、予約成立率、乗継待ち時間、乗車人数、1人当たり運行費を毎月公表してください。終了後3か月以内に、継続、修正、終了のいずれを選ぶか決定してください。

次回定例会までに移動空白表と事業者見積もりを公表し、令和9年度上期に1地区で実証を始める。その二つを本日の期限として定めていただけると理解してよろしいですね。

この質問で変えたいのは、交通の名称ではありません。市民が予定を諦める前に、「今日は行ける」「この便なら帰れる」と判断できる毎日です。車を使えるかどうかで、参加、用事、体験、夜間の外出の選択肢が分かれないようにする。そのための見える化と、小さな実証を求めます。

7. 答弁シミュレーション

①「検討します」

再質問: 検討の終点が必要です。移動空白表の公表、事業者見積もり、実証地区の選定のうち、次回定例会までにどこまで完了しますか。完了できない項目は、責任部署と判断日を示してください。次回定例会までに、少なくとも移動空白表と見積もりを公表していただけると理解してよろしいですね。

二本勝ち筋:

  • 期限を答えれば、実施内容と期限が議事録に残る。
  • 答えなければ、未決事項、責任部署、判断日の確認が次回の質問として残る。

②「把握しておりません」

再質問: 把握していないのは、当日予約不成立、休日、BRT接続、夜間のどのデータですか。既存の予約記録と時刻表で出せる項目、追加調査が要る項目を分けてください。次回定例会までに、四項目の把握結果を公表していただけると理解してよろしいですね。

二本勝ち筋:

  • 把握済みの項目があれば、その数字を議事録に残せる。
  • 未把握なら、調査対象、担当部署、期限を行政課題として残せる。

③「国・県の動向を注視します」

再質問: 国・県を待たなくても、既存時刻表の接続確認と事業者見積もりはできます。交付金は、制度名、対象経費、申請期限、担当窓口を確認すれば可否判断へ進みます。次回定例会までに、交付金の適用可否と、交付金なしでも行える第一歩を示していただけると理解してよろしいですね。

二本勝ち筋:

  • 制度が使えれば、財源候補と申請期限が固まる。
  • 使えなくても、市単独で行える0円目標の接続表が残る。

④「財源が限られます」

再質問: 全市導入ではなく、1地区、6か月、上限15,000,000円の試行です。まず0円目標の接続表を出し、その後に見積額と交付金額を差し引いた市負担を示してください。次回定例会までに、総額、外部財源、市負担の三段で試算していただけると理解してよろしいですね。

二本勝ち筋:

  • 財源を確保できれば、実証開始の判断へ進める。
  • 足りなければ、不足額と縮小可能な運行条件を数字にできる。

⑤「本市は特殊です」「本市は事情が異なります」

再質問: 条件が違うことは前提です。紫波町は人口規模と地勢、仙北市は観光客、喜多方市は運行範囲が異なります。移すのは利用者数ではなく、当日予約、休日運行、費用公開、効果測定の方法です。本市で実施を妨げる条件を、運転士、地勢、需要、費用に分けてください。次回定例会までに、本市固有の障害と、それを確かめる試行条件を示していただけると理解してよろしいですね。

二本勝ち筋:

  • 共通して使える方法があれば、本市向けの試行条件を設定できる。
  • 違いが障害なら、その内容と検証方法を具体化できる。

8. この資料の使い道(続き物の設計)

答弁で得た数字を、次の8欄で記録します。

  1. 当日予約不成立件数
  2. 休日の利用要望
  3. BRT接続不能便
  4. 夜間帰宅空白地区
  5. 見積総額
  6. 外部財源
  7. 市負担
  8. 判断期限

次の定例会では、期限までに各欄が公表されたかを確認します。公表済みなら、対象地区と実証開始日を固定します。未公表なら、未提出の欄だけを再質問します。

実証開始後は、予約成立率、乗継待ち時間、乗車人数、1人当たり運行費を、開始前または既存交通の実績と比較します。実証終了後3か月以内に、継続、修正、終了のいずれを選ぶか、期限付きの答弁を求めます。

この設計により、一度の一般質問を、実態把握、見積もり、実証、効果検証、継続判断まで追跡できます。

9. 出典一覧・確認できなかったこと

出典一覧

確認できなかったこと

  1. 令和8年度は年度途中のため、従来型とAI型を通算した年間利用実績は不明です。
  2. 当日予約の不成立件数、休日の潜在需要、地区別の予約拒否件数は不明です。
  3. BRT各便から市内交通への実待ち時間、接続できない便数、乗継を断念した人数は不明です。
  4. 夜間の地区別需要、タクシーの時間帯別稼働台数、夜間に帰宅できなかった人数は不明です。
  5. 本市で1地区・6か月の実証を行う場合の車両費、運転士費、配車システム費、予約受付費は不明です。上限15,000,000円は政策提案で、確定見積額ではありません。
  6. 「デジタル田園都市国家構想交付金・デジタル実装タイプ」の令和9年度の継続、現行名称、本市への適用可否は不明です。
  7. 紫波町と仙北市のAI配車システム単独の初期費は不明です。
  8. 先行事例の利用増から、当日予約、休日運行、区域拡大、観光需要の効果を個別に分離した数字は不明です。
  9. 沿岸被災自治体で、当日予約、利用増、休日運行、導入費と補助制度のすべてを、公的一次資料で確認できる事例は見つかりませんでした。

以上の未確認事項は、本文で確認済みの事実として断定していません。

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